“こうきょ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:コウキョ
語句割合
薨去54.0%
溝渠39.7%
皇居3.2%
貢拳1.6%
郊墟1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのころ西氏は脳疾で、あらゆる御役を引いて、間もなく大磯おおいそへ引移られました。三十年の一月に大磯で薨去こうきょされ、男爵を授けられました。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
それは写真器械というものと人間の目というものの間に存する一つの越え難き溝渠こうきょの存在を忘れているように私には思われることである。
映画雑感(Ⅰ) (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
これは皇大神宮こうたいじんぐう皇居こうきょに対する儀礼ぎれいで、その当時は、極左きょくさ分子や一部のキリスト教徒以外の全国民によって当然な国民儀礼と認められ、集団行事においてそれを欠くことは
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
四年の間を放浪に暮らし、開元二十三年の頃、京兆の貢拳こうきょに応じたものである。
岷山の隠士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
天保十一年の夏も過ぎて秋は早く郊墟こうきょに入り、上野の鐘声清夜のまくらに徹する頃となるや、枕山はにわか筑波つくば登山を思立って雨中に江戸を発した。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)