“カナル”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
運河50.0%
溝渠50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どの運河カナルの水も鏡のやうに明るくてゐどのやうに深く、その上に黄いろくんだ並木や、淡紅うすあかく塗つた家の壁や、いろいろにいろどつた荷船にぶねやが静かに映つて居るのを見ると
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
海面より低いこの国は、何処どこへ行つても狭い運河カナルが縦横に通じて、小橋こばし色色いろいろに塗つた美しい船との多いのがに見られない景色である。建築は一体にひくい家ばかりで三がい以上の物はすくない。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
ソノ杳カナ所 燃エ煌メク深淵フカミニ難破スル オレノモロ手。擾キミダス 荊棘ヲ 暗イ溝渠カナルト人影ト死ト。ヒルガエル狂気ノ轍ト。一沫ノビテユメン。
逸見猶吉詩集 (新字旧仮名) / 逸見猶吉(著)