“冥加金”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みょうがきん90.0%
みやうがきん10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もちろん盲人たちはその稼ぎから冥加金みょうがきんや印可料を「座」に納めることなので職屋敷の経済力もなかなかばかにならぬ力だった。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
攘夷の冥加金みょうがきんを名として斬奪群盗きりとりぐんとうが横行している始末に、大之進つくづく考えると徳川三百年の余命よめい幾何いくばくとも思われない。
「そいつは難儀だが、序に親分に引合せて置きませうよ、あの文字花といふのは厄介な女で、向柳原中の若い男をフラフラにさせましたよ、それから掻き集めた冥加金みやうがきんだつて、並大抵ぢやありません」