“ちさと”の漢字の書き方と例文
語句割合
千里100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「お、お、千里ちさと。ええも、お前は。」と姉上ののたまふに、すがりつかまくみかへりたる、わが顔を見たまひしが
竜潭譚 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
千里ちさとのほかまでと思ひやるに添ひても行かれぬものなれば唯うらやましうて、これをかりに鏡となしたらば人のかげもうつるべしやなど果敢はかなき事さへ思ひ出でらる。
月の夜 (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
せんせ、千里ちさとがお世話になりまして。それ聞いたときわたし、うれしいてうれしいて。
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)