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直衣
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なおし
ふりがな文庫
“
直衣
(
なおし
)” の例文
重盛は、烏帽子に
直衣
(
なおし
)
という平服姿で、さらさらと衣ずれの音をさせながら、終始、落着き払って、清盛の座所にやってきた。
現代語訳 平家物語:02 第二巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
やがて道人は壇の上に坐って
符
(
かじ
)
を書いて焼いた。と、三四人の武士がどこからともなしにやって来た。皆
黄
(
きい
)
ろな
頭巾
(
ずきん
)
を
被
(
かぶ
)
って、
鎧
(
よろい
)
を着、
錦
(
にしき
)
の
直衣
(
なおし
)
を着けて、手に手に長い
戟
(
ほこ
)
を持っていた。
牡丹灯籠 牡丹灯記
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
泰文は
羅
(
ひとえ
)
の
直衣
(
なおし
)
を素肌に着、冠もなしで広床の円座にあぐらをかいていたが
無月物語
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
重盛は、
直衣
(
なおし
)
に弓矢を負い、維盛は束帯にこれも弓矢をつけ、ものものしいいで立ちでつき従った。
現代語訳 平家物語:01 第一巻
(新字新仮名)
/
作者不詳
(著)
“直衣”の解説
直衣(のうし、なおし)は、平安時代以降の天皇、皇太子、親王、および公家の平常服。
外見上は衣冠とほとんど同じであるが、「直(ただ)の衣」の意味より平常服とされ、色目・紋様も自由であった。成人前の若年者は「童直衣(わらわ)」を着用した。
(出典:Wikipedia)
直
常用漢字
小2
部首:⽬
8画
衣
常用漢字
小4
部首:⾐
6画
“直衣”で始まる語句
直衣姿
直衣袴
直衣狩衣