“庚寅”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かのえとら42.9%
こういん42.9%
かういん14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
呂后千夫りょこうせんふ』は抽斎の作った小説である。庚寅かのえとらの元旦に書いたという自序があったそうであるから、その前年に成ったもので、即ち文政十二年二十五歳の時の作であろう。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
庚寅こういんの年、江西の節度使の徐知諫じょちかんという人がぜに百万をもって廬山使者のびょうを修繕することになりました。
此清常は過去帳の一本に載せてあり、又壽阿彌の位牌の左邊に「戒譽西村清常居士、文政十三年庚寅かういん十二月十二日」
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)