庚寅かういん)” の例文
此清常は過去帳の一本に載せてあり、又壽阿彌の位牌の左邊に「戒譽西村清常居士、文政十三年庚寅かういん十二月十二日」
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
嘉永元年戊申ぼしん八月二十九日と書し、左右に戒譽西村清常居士、文政三年庚寅かういん十二月十二日、松壽院妙眞日實信女、文化十二年乙亥おつがい正月十七日と書してある。
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
追加三人の最も右に居るのが眞志屋十一代の壽阿彌、次が十二代の「戒譽西村清常居士、文政十三年庚寅かういん十二月十二日」、次が「證譽西村清郷居士、天保九年戊戌ぼじゆつ七月五日」
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)