“庚午”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かのえうま60.0%
こうご30.0%
かうご10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
十二月庚午かのえうまついたち、皇太子片岡に遊行いでます。時に飢ゑたるひと道のほとりせり。りて姓名かばねなを問ひたまふ。而してまをさず。皇太子飲食をしものを与へたまふ。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
文化七年庚午こうごの歳に生れ詩を大窪詩仏おおくぼしぶつ菊池五山きくちござんに学び、十六歳にして『寰内かんない奇詠』を著し神童と称せられた。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
元禄げんろく庚午かうごの冬、しきりに骸骨がいこつを乞うて致仕ちしす。はじめ兄の子をやしなうて嗣となし、つひにこれを立て以てほうがしむ。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)