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かうご
語句 | 割合 |
向後 | 77.8% |
交互 | 11.1% |
庚午 | 11.1% |
固より
些細のことながら
萬事は
推して
斯くの
如けむ、
向後我身の
愼みのため、
此上も
無き
記念として、
彼の
鳥籠は
床に
据ゑ、
見て
慰みとなすべきぞ。
おつぎと
南の
女房とは
相竝んで
勘次に
對して
交互に
打ち
卸す
連枷がどさり/\と
庭の
土を
打つと
硬ばつた
大豆の
幹はしやりゝ/\と
乾燥した
輕い
響を
横に
据ゑた
太鼓を
兩手に
持つた二
本の
撥が
兩方から
交互に
打つて
悠長な
鈍い
響を
立てた。
撥に
合せる一
同の
聲は
皺びて
痩せた
喉から
出る
濁つた
聲であつた。
元禄庚午の冬、しきりに
骸骨を乞うて
致仕す。はじめ兄の子を
養うて嗣となし、つひにこれを立て以て
封を
襲がしむ。