“いれちがい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
交互50.0%
入違50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さて太夫はなみなみ水を盛りたるコップを左手ゆんでりて、右手めてには黄白こうはく二面の扇子を開き、やと声けて交互いれちがいに投げ上ぐれば、露を争う蝶一双ひとつ、縦横上下にいつ、逐われつ、しずくこぼさず翼もやすめず
義血侠血 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
今度は入違いれちがい伝法院でんぽういん御役僧おやくそう町方まちかたの御役人衆とがおいでになり、お茶屋へ奉公する女中たちはこれから三月中みつきうちに奉公をやめて親元へ戻らなければ隠売女かくしばいじょとかいう事にいたして
散柳窓夕栄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)