“たがいちがい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
互違85.7%
交互14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
船は小さし、どう突立つッたって、釣下つりさがって、互違たがいちがいに手を掛けて、川幅三十けんばかりを小半時こはんとき幾度いくたびもはっと思っちゃ、あぶなさに自然ひとりでに目をふさぐ。
薬草取 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
今の毛と重ね、爾々そう/\其通り後前あとさき互違たがいちがいに二本の毛を重ね一緒に二本の指でつまんで、イヤ違ます人差指を下にして其親指を上にして爾う摘むのです
無惨 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
入ったところは玄関の間といった体裁で、床一面に蓆籘シットが敷詰めてある。次の押扉おしどを押すと部屋かと思いのほか長い廊下になっていて、その両側に交互たがいちがいに部屋の扉がついている。