“入違”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いれちが57.1%
いりちが21.4%
いりちがい7.1%
いりちがひ7.1%
いれちがい7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其跡(そのあと)へ入違(いれちが)つて来(き)たのは、織色(おりいろ)の羽織(はおり)、結城博多(ゆうきはかた)の五本手(ほんて)の衣服(きもの)に茶博多(ちやはかた)の帯(おび)を締(し)めました人物、年齢四十五六になる品(ひん)の好(よ)い男(をとこ)。客
世辞屋 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
此方(こちら)は入違(いりちが)って祖五郎の跡を追掛(おいか)けて、姉のお竹が忠平を連れてまいるという、行違(ゆきちが)いに相成り、お竹が大難(だいなん)に出合いまするお話に移ります。
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
呼鈴(よびりん)を烈(はげ)しく鳴(なら)して、「矢島をこれへ。」と御意あれば、畏(かしこ)まりて辷出(すべりい)づる婢(おはした)と入違(いりちがい)に、昨日(きのう)馬を馭(ぎょ)せし矢島由蔵、真中の障子を開きて縁側に跪(ひざまず)き
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
これは荒川が仏蘭西へ行つた当座、物珍らしい最中に、巴里(パリ)の町で買つたのである。口は入違(いりちがひ)になつて銀の小さい玉を捩(ねぢ)つて開けるやうになつてゐる。
金貨 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
今度は入違(いれちがい)に伝法院(でんぽういん)の御役僧(おやくそう)と町方(まちかた)の御役人衆とがお出(いで)になり、お茶屋へ奉公する女中たちはこれから三月中(みつきうち)に奉公をやめて親元へ戻らなければ隠売女(かくしばいじょ)とかいう事にいたして
散柳窓夕栄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)