“連枷”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
からさお33.3%
からさを22.2%
ふるぢ11.1%
からざお11.1%
からざを11.1%
れんか11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この国の連枷からさおは我々のとは全く違う。柄は竹製、その末端を削って図52のように曲げ、そこに打穀部を取りつける。
あんた方は連枷からさをで麦を打ち、るのが仕事だったのに、今のものは機械で打ち、唐箕とうみを使っている。あんた方はお祭の日にしか休みを取らなかったのに、今のものは、それをぶつくさ言う
おつぎとみなみ女房にようばうとはあひならんで勘次かんじたいして交互かうごおろ連枷ふるぢがどさり/\とにはつちつとこはばつた大豆だいづからはしやりゝ/\と乾燥かんさうしたかるひゞき
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
納屋なやの中の連枷からざおの不規則な律動リズムが聞こえていた。そして、万象のかかる平和の中にも、無数の生物の熱烈な生活が満々と流れつづけていた。
途中では、丁度ちやうどひろい庭で麦を打つてゐる百姓達が連枷からざをを留めてじろ/\かれの方を見た。
ある僧の奇蹟 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
アラゴン時代の戦槌かけや、ゲルマン連枷れんか、ノルマン型大身鎗おおみのやりから十六世紀鎗アガサイにいたる、十数種の長短直叉を混じた鎗戟そうげき類。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)