連枷ふるぢ)” の例文
おつぎとみなみ女房にようばうとはあひならんで勘次かんじたいして交互かうごおろ連枷ふるぢがどさり/\とにはつちつとこはばつた大豆だいづからはしやりゝ/\と乾燥かんさうしたかるひゞき
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
東隣ひがしどなりにはからは大勢おほぜいそろつて連枷ふるぢむぎつてひゞきが、もりとほしてそれからどろり/\とゆすつてきこえた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
となりにはでは先刻さつきよりもさらいきほひがついたやう連枷ふるぢひゞきはやしこゑともなひつゝもりれてきこえた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)