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向後
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かうご
ふりがな文庫
“
向後
(
かうご
)” の例文
政治上にせよ、経済上にせよ、
向後
(
かうご
)
解決されべき諸問題は
何
(
ど
)
の
位
(
くらゐ
)
彼等の前に
横
(
よこた
)
はつてゐるか分らないと
云
(
い
)
つても
好
(
い
)
い位である。
点頭録
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
固
(
もと
)
より
些細
(
ささい
)
のことながら
萬事
(
ばんじ
)
は
推
(
お
)
して
斯
(
か
)
くの
如
(
ごと
)
けむ、
向後
(
かうご
)
我身
(
わがみ
)
の
愼
(
つゝし
)
みのため、
此上
(
このうへ
)
も
無
(
な
)
き
記念
(
きねん
)
として、
彼
(
か
)
の
鳥籠
(
とりかご
)
は
床
(
とこ
)
に
据
(
す
)
ゑ、
見
(
み
)
て
慰
(
なぐさ
)
みとなすべきぞ。
十万石
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
「
忝
(
かたじけ
)
ない。忝ない。今まではつれないと思つてゐたが、もう
向後
(
かうご
)
は御仏よりも、お前に身命を捧げるつもりだ。」
好色
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
万邦
(
ばんはう
)
環視
(
くわんし
)
の中に一大急飛躍を演じたる吾国は、
向後
(
かうご
)
如何なる態度を以てか彼等の注目を迎へむとする。
渋民村より
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
相勤
(
あひつと
)
め呉れる樣
内談
(
ないだん
)
仕つりしを何方にてか
承
(
うけた
)
まはり猶々
妬
(
ねた
)
み
彌増
(
いやまし
)
猿島川
(
さるしまがは
)
に待伏居り兩人を殺し私しに氣を
落
(
おと
)
させ
向後
(
かうご
)
村中より相頼み候共村長役勤め
兼
(
かね
)
る樣仕つりしに
相違
(
さうゐ
)
これなく此段何卒
御賢察
(
ごけんさつ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
勿体
(
もつたい
)
なくも御水を頂かれた上からは、
向後
(
かうご
)
『れぷろぼす』を改めて、『きりしとほろ』と名のらせられい。
きりしとほろ上人伝
(新字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
待対
(
たいたい
)
世界の
凡
(
すべ
)
てのものが
悉
(
こと/″\
)
く条件つきで
其
(
その
)
存在を許されてゐる以上、
向後
(
かうご
)
に回復されべき欧洲の平和にも、
亦
(
また
)
絶対の権威が伴つてゐない事だけは誰の眼にも明かである。
点頭録
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
其
(
そ
)
の
無禮講
(
ぶれいかう
)
と
申
(
まを
)
す
事
(
こと
)
で、
從前
(
じうぜん
)
にも
向後
(
かうご
)
にも
他
(
ほか
)
ありません
此
(
こ
)
のお
邸
(
やしき
)
、
決
(
けつ
)
して
然
(
さ
)
やうな
事
(
こと
)
はござりますまいが、
羽目
(
はめ
)
をはづしてたべ
醉
(
よ
)
ひますると、
得
(
え
)
て
間違
(
まちがひ
)
の
起
(
おこ
)
りやすいものでござります
二た面
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
換言すれば生存上腕力の必要を
向後
(
かうご
)
当分の
間
(
あひだ
)
忘れる事の出来ないやうに
遣付
(
やつつ
)
けられた。軍国主義が今迄彼等に及ぼした、又
是
(
これ
)
から先彼等に及ぼすべき影響は決して浅いものではない。
点頭録
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
“向後”の意味
《名詞・形容動詞》
向 後 (きょうご, きょうこう, こうご)
今後。
(出典:Wiktionary)
向
常用漢字
小3
部首:⼝
6画
後
常用漢字
小2
部首:⼻
9画
“向”で始まる語句
向
向日葵
向島
向側
向脛
向背
向直
向合
向柳原
向山