“庚子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かのえね50.0%
こうし33.3%
かうし16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
慶長庚子かのえねの関ヶ原は悲壮ではあるが、どちらも戦い得る器量だけに戦い、器量いっぱいに敗れたものと言いつべきだから、天下は帰するところに帰したもので
大菩薩峠:33 不破の関の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
ウイルレム第一世は安永元年壬辰じんしんに生れ、文化十二年乙亥いつがいに王位に封ぜられ、天保十一年庚子こうし今王に位を譲り、同十四年癸卯きぼうしゅっす。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
庚子かうしは天保十一年で、拙堂は藤堂高猷たかゆき扈隨こずゐして津から江戸におもむいたのであらう。記を作つたのは安政中の事かとおもはれる。
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)