“至正庚子”の読み方と例文
読み方割合
しせいこうし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは至正庚子しせいこうしの歳に当る上元の夜のことであった。家々ののきに掲げた燈籠に明るい月が射して、その燈は微赤く滲んだようにぼんやりとなって見えた。
牡丹灯記 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
それは至正庚子しせいこうしとしに当る上元の夜のことであった。家家ののきに掲げた燈籠に明るい月がして、その微紅うすあかくにじんだようにぼんやりとなって見えた。
牡丹灯籠 牡丹灯記 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)