“正岡子規”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まさおかしき75.0%
まさをかしき25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
正岡子規まさおかしきに、手紙をもってわざわざ大宮公園おおみやこうえんに呼び寄せられたとき、鶉だよと云って喰わせられたのが初めてぐらいなものである。
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
自分の持って行く句稿を、後には先生自身の句稿といっしょにして正岡子規まさおかしきの所へ送り、子規がそれに朱を加えて返してくれた。
夏目漱石先生の追憶 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
これは正岡子規まさをかしきの言葉である。(俳諧大要。一五六頁)子規しきはそののちに実例として、言水の句二句を掲げてゐる。
点心 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
ところが明治めいじになつて、ふる歴史れきしのある日本につぽん短歌たんか改正かいせいして、新派和歌しんぱわかといふものをとなした一人ひとり正岡子規まさをかしきといふひと第一だいゝちにこのうたわらひました。
歌の話 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)