“寅蔵”の読み方と例文
旧字:寅藏
読み方割合
とらぞう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
留守番をしていた下男の寅蔵とらぞうは、自分の部屋で、はりに首を吊って自殺し、用箪笥ようだんすの錠前は壊され、その中に入れてあった手文庫の封が切れて、御墨付と短刀は、真っ赤な偽物と変っていたのです。
寅蔵とらぞうといいまする」
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)