“茫然(ぼん)” の例文
恨まれるは覺悟の前、鬼だとも蛇だとも思ふがようござりますとて、撥を疊に少し延びあがりて表を見おろせば、何と姿が見えるかと嬲(なぶ)る、あゝ最う歸つたと見えますとて茫然(ぼん)として居るに
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
恨まれるは覚悟の前、鬼だとも蛇だとも思ふがようござりますとて、撥を畳に少し延びあがりて表を見おろせば、何と姿が見えるかと嬲(なぶ)る、ああもう帰つたと見えますとて茫然(ぼん)としてゐるに
にごりえ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
恨(うら)まれるは覺悟(かくご)の前(まへ)、鬼(おに)だとも蛇(じや)だとも思(おも)ふがようござりますとて、撥(ばち)を疊(たゝみ)に少(すこ)し延(の)びあがりて表(おもて)を見(み)おろせば、何(なん)と姿(すがた)が見(み)えるかと嬲(なぶ)る、あゝ最(も)う歸(かへ)つたと見(み)えますとて茫然(ぼん)として居(ゐ)るに
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)