“さしず”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
指図73.2%
差図18.1%
指揮8.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「なんでも、あのあたりだよ。」と、あに政二まさじくんは指図さしずをしておいて、自分じぶんは、またおともだちとほかのたま野球やきゅうをつづけていました。
草を分けて (新字新仮名) / 小川未明(著)
「そう仰っしゃれば、いつかお屋敷へ見えたことのある京極家の指南番大月玄蕃おおつきげんばが物蔭からしきりと差図さしず致していたようでござりました」
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
桝組ますぐみ椽配たるきわりもおれがする日には我の勝手、どこからどこまで一寸たりとも人の指揮さしずは決して受けぬ、善いも悪いも一人で背負しょって立つ
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)