“狒々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひひ85.7%
ひゝ11.4%
バブーン2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あいつらは狒々ひひだから、あたしたちがほしいといえばあかだらけの襦袢じゅばんとだって、なんでも交換してくれるわ。この指輪だってそうよ。
こんな清潔な娘が、十九やそこ/\で、狒々ひゝのやうな五十男の玩具になつてゐることに、平次は十手捕繩を離れて義憤を感じます。
それが狒々バブーンのような顔をしてヨタヨタと老人臭いガニ股の歩みをしているに至っては、ただ滑稽そのものというべきであった。
陰獣トリステサ (新字新仮名) / 橘外男(著)