『形容詞の論（けいようしのろん）：――語尾「し」の発生――（――ごび「し」のはっせい――）』

文法上に於ける文章論は、非常に輝かしい為事の様に見られてゐる。其が、美しい関聯を持つて居る点に於いて、恰、文法の哲学とでも言ふ様に、意味深く見られてゐるやうだ。私は常に思ふ。文章論は言語心理学の領分に入れるべきもので、文法から解放せられなけ …

著者	折口信夫
ジャンル	言語 > 日本語 > 文法 語法
初出	「東洋語学乃研究」1932（昭和7）年12月
文字種別	新字旧仮名
読書目安時間	約45分（500文字/分）
朗読目安時間	約1時間15分（300文字/分）

作品に特徴的な語句

我（ワゴ） 染（ソ） 汝（ナ） 日（ケ） 進（タテマツ） 出（ヅ） 障（サ） 昨夜（コソ） 女（メ） 状（シ） 来（コ） 寝（ナ） 大（オホ） 爾（ニ） 染（シ） 地（トコロ） 路（ノミチ） 大魚（オフヲ） 磐（ハ） 朕（ワ） 幾時（イクバク） 日（ヒ） 飜（ウツ） 守（モ） 原（フ） 哭（ネ） 誰（タ） 其（シ） 軽（カル） 丘（ヲ） 其（ソノ） 頻（シキ） 偶（たまたま） 若（もし） 小碓（ヲウス） 手長（タナガ） 保利（ホリ） 若子（ワクゴ） 翫物（モテアソブモノ） 白鵠（クヾヒ） 大忌（オミ） 大碓（オウス） 招魂（コヒ） 御祷（ミホキ） 不相（アハジ） 惜毛（ヲシモ） 指也（サスヤ） 億計（オケ） 恐也（カシコキヤ） 円方（まとかた） 誅堅（ウチ？） 射る（イ・いるや） 弘計（ヲケ） 干蟹（ヒルカニ） 多親（タシ） 屡（しばしば） 略（ほぼ） 小忌（ヲミ） 柘（ツミ）