“プライド”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
26.7%
矜持13.3%
驕慢13.3%
傲慢6.7%
6.7%
矜恃6.7%
自尊心6.7%
衿持6.7%
誇り6.7%
誇負6.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分は、自分の右の手首に入れてゐるそれと、寸分違はぬ時計を、大尉の眼に突き付けて大尉のプライドを叩き潰してやりたかつた。
真珠夫人 (新字旧仮名) / 菊池寛(著)
自分は、自分の右の手首に入れているそれと、寸分たがわぬ時計を、大尉の眼に突き付けて大尉のプライドを叩きつぶしてやりたかった。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
横柄おうへいな口のききかたがまずわかいかれの矜持プライドを傷つけた。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
品位のある言葉とは、要するに、その人の「高い教養」から発する「矜持プライド」の現はれであつて、己れを識り、相手を識り、礼節と信念とを以て、真実を美しく語る言葉である。
言葉の魅力[第一稿] (新字旧仮名) / 岸田国士(著)
それ許りでなく、猫が鼠をなぶる如く敗者の感情を弄ばうとする、荒んだ戀の驕慢プライドは、も一度清子をして自分の前に泣かせて見たい樣な希望さへも心の底に孕んだ。
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
許りでなく、猫が鼠をなぶる如く敗者の感情を弄ばうとする、荒んだ恋の驕慢プライドは、モ一度清子をして自分の前に泣かせて見たい様な希望さへも心の底にはらんだ。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
ダンテは自分の罪は傲慢プライド羨望エンヸイとに在ると云つたと聞く。余の罪も亦傲慢プライド羨望エンヸイとにあるらしい。力に於てダンテに似ずして罪に於いてダンテに似るは余の悲哀である。
三太郎の日記 第一 (旧字旧仮名) / 阿部次郎(著)
さかしまに天国を辞して奈落の暗きに落つるセータンの耳を切る地獄の風はプライド! プライド! と叫ぶ。
虞美人草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
笹村はお銀の口から、これまでにもおりおりそんなことを聞かされたが、そう言うお銀にはお銀自身の矜恃プライドがないこともなかった。
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)
「こんな生活なんて、大抵自尊心プライドのない、無教育の女がやることですけれど、貴女は不思議ですわね。専門教育をお受けになったくせに、よくこんな寄生虫的な生活がお出来になるのですね。」と、(つまり、貴女は教育があるのに、人のめかけになるのか)と、云わんばかりの言葉で嘲った。
貞操問答 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
冬の陣はともかく、夏の陣は最初から、到底勝てないいくさであったが、淀君や秀頼の衿持プライドが強いのと幸村、盛親、基次、直之などが、いずれも剛直の士で、徳川の世に生きて、かがまっているよりも、一死をいさぎよくしようと思っている連中ばかりなので、到頭不利な戦争をやりとげたものであろう。
大阪夏之陣 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
そしてここの印度人たちに対してはさすがに英国貴族としての誇りプライドなり威儀なりを持して接しているようではあったが、それも別段にわざとらしいところもなく初対面ながら私に対する態度なぞは、はらの中はいかにもあれ
ナリン殿下への回想 (新字新仮名) / 橘外男(著)
国としての誇負プライド、いづくにかある。
漫罵 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)