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誇
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プライド
ふりがな文庫
“
誇
(
プライド
)” の例文
彼女はせめて主婦でも家にいるかと、尋ねてみたいと思ったが、結局尋ねはしなかった……つまり
誇
(
プライド
)
のためである。
罪と罰
(新字新仮名)
/
フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
(著)
自分は、自分の右の手首に入れてゐるそれと、寸分違はぬ時計を、大尉の眼に突き付けて大尉の
誇
(
プライド
)
を叩き潰してやりたかつた。が、大尉に何の罪があらう。
真珠夫人
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
兄は
誇
(
プライド
)
の高いお人でありますから、その女の子に、いやらしい色目を使ったり、下等にふざけたりすることは絶対にせず、すっとはいって、コーヒー一ぱい飲んで
兄たち
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
自分は、自分の右の手首に入れているそれと、寸分
違
(
たが
)
わぬ時計を、大尉の眼に突き付けて大尉の
誇
(
プライド
)
を叩き
潰
(
つぶ
)
してやりたかった。が、大尉に何の罪があろう。
真珠夫人
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
だから、素直に、正面からやきもちを焼くなどということは、彼女の
誇
(
プライド
)
が絶対にさせないことである。
貞操問答
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
▼ もっと見る
お前は敵の暴力と戦ふばかりでなく、敵の甘言とも戦はなければならぬ。敵は、お前の
誇
(
プライド
)
に媚びながら、逆にお前を征服しようとしてゐるのだ。余りに脆いのは敵でなくしてお前だ。
真珠夫人
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
お前は敵の暴力と戦うばかりでなく、敵の甘言とも戦わなければならぬ。敵は、お前の
誇
(
プライド
)
に
媚
(
こ
)
びながら、逆にお前を征服しようとしているのだ。余りに脆いのは敵でなくしてお前だ。
真珠夫人
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
(悪魔が吹かせる風は、
誇
(
プライド
)
という声がすると云うが、この女も悪魔だ!)
貞操問答
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
勝平は此少女の美しさからも、今迄の
誇
(
プライド
)
を可なり傷けられてしまつた。
真珠夫人
(新字旧仮名)
/
菊池寛
(著)
勝平は此少女の美しさからも、今迄の
誇
(
プライド
)
を可なり
傷
(
きずつ
)
けられてしまった。
真珠夫人
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
誇
常用漢字
中学
部首:⾔
13画
“誇”を含む語句
誇張
誇大妄想狂
矜誇
誇貌
誇顔
誇示
誇負
勝誇
誇大
浮誇
誇称
誇大妄想
誇見
梁誇
誇気味
誇顏
延平剣合誇神異
誇誕
誇言
誇耀
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