)” の例文
「これの鏡は、もはらが御魂として、吾が御前をいつくがごと、いつきまつれ。次に思金の神は、みまへことを取り持ちて、まつりごとまをしたまへ
いねけばかが今宵こよひもか殿との稚子わくごりてなげかむ 〔巻十四・三四五九〕 東歌
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
日に常にたうべ馴れつつ米の飯やうましともはねも飽かぬかも (二五三頁)
文庫版『雀の卵』覚書 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
なきかはす二つの蛙ひとつ止みひとつまた止みぬも眠くなりぬ
長塚節歌集:3 下 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
たか/″\に が待つものを
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
さにづらふ 君が御言みことと 玉梓たまづさの 使も來ねば 思ひやむ わが身一つぞ ちはやぶる 神にもなおほせ 卜部うらべせ 龜もな燒きそ こほしくに いたきわが身ぞ いちじろく 身にしみとほり むらぎもの 心くだけて 死なむ命 俄かになりぬ いまさらに 君か
伊勢物語など (旧字旧仮名) / 堀辰雄(著)
ここに父答へて曰はく、「こは大君にますなり。かしこし、が子仕へまつれ」といひて、その家を嚴飾かざりて、さもらひ待ちしかば、明日あすのひ入りましき。
おもわすれむしだくにはふくもつつしぬばせ 〔巻十四・三五一五〕 東歌
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
筑紫はを生ましける母の国大き出水でみづの田の広ら見よ
夢殿 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
遠々に が見るものを
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
「天照らす大御神高木の神の命もちて問の使せり。うしはける葦原の中つ國に、が御子の知らさむ國と言よさしたまへり。かれ汝が心いかに」
沼二つ通は鳥が巣がこころ二行ふたゆくなもとはりそね (同・三五二六)
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
が登り 見れば
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)