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てまえ
ふりがな文庫
“てまえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
手前
46.9%
汝
18.4%
私
14.3%
点前
8.2%
此方
4.1%
拙者
2.0%
自分
2.0%
前面
2.0%
我
2.0%
▼ 他 6 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
手前
(逆引き)
丁度あの木村さんの前ン
処
(
とこ
)
なんで。
手前
(
てまえ
)
は初めは何だと思いました。棒を
背後
(
うしろ
)
へ
匿
(
かく
)
してましたから、遠くで見たんじゃ、ほら、分りませんや。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
てまえ(手前)の例文をもっと
(23作品)
見る
汝
(逆引き)
奥方様の
他
(
ほか
)
に
誰方
(
どなた
)
もおいでがないと、目を丸くして申しますので、何を
寝惚
(
ねぼ
)
けおるぞ、
汝
(
てまえ
)
が薄眠い顔をしておるで、お遊びなされたであろ、なぞと
叱言
(
こごと
)
を申しましたが、女いいまするには、なかなか
伊勢之巻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
てまえ(汝)の例文をもっと
(9作品)
見る
私
(逆引き)
お前の処の娘を
他
(
わき
)
で欲しがる番頭とか旦那とか有るから世話を致そうと申しますが、
私
(
てまえ
)
取合いませんでした、すると昨年の暮廿九日に又
私
(
てまえ
)
方へ参りまして、三十金並べまして
政談月の鏡
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
てまえ(私)の例文をもっと
(7作品)
見る
▼ すべて表示
点前
(逆引き)
「御亭主には、いつのまにやら、お
点前
(
てまえ
)
も
行作
(
ぎょうさ
)
も、お見事になられましたな。きょうは、
篤
(
とく
)
と拝見して余りのお変りように、思わず
見恍
(
みと
)
れました」
新書太閤記:06 第六分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
てまえ(点前)の例文をもっと
(4作品)
見る
此方
(逆引き)
大袈裟
(
おおげさ
)
なのを笑いもしない女房は、その
路連
(
みちづれ
)
、半町
此方
(
てまえ
)
ぐらいには同感であったらしい
薄紅梅
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
てまえ(此方)の例文をもっと
(2作品)
見る
拙者
(逆引き)
武士「何うだえ
拙者宅
(
てまえたく
)
へ是を御縁としてな、
拙者
(
てまえ
)
は
柳田典藏
(
やなぎだてんぞう
)
と申す武骨者だが、何うやら
斯
(
こ
)
うやら村方の子供を相手にして暮して居ります」
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
拙者
(
てまえ
)
も当地へ来て何うやら斯うやら
彼
(
こ
)
うやって、
家
(
うち
)
を持って、
聊
(
いさゝ
)
か田畑を持つ様になって村方でも何うか
居
(
お
)
り着いて呉れと云うのだが、永住致すには
妻
(
さい
)
がなけりア成らぬが
敵討札所の霊験
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
てまえ(拙者)の例文をもっと
(1作品)
見る
自分
(逆引き)
「そう、恐縮されては、
自分
(
てまえ
)
も困る。まず
一献
(
いっこん
)
」
松のや露八
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「
自分
(
てまえ
)
も帰る」
松のや露八
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
てまえ(自分)の例文をもっと
(1作品)
見る
前面
(逆引き)
松火の見えている沙丘の
前面
(
てまえ
)
から、鋭い
胡笛
(
かく
)
の音が響いて来た。歩哨の兵が吹いたのでもあろう。と、そこから
閧
(
とき
)
の声が起こった。
沙漠の美姫
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
てまえ(前面)の例文をもっと
(1作品)
見る
我
(逆引き)
もみじの
中
(
うち
)
で、さしむかいに食べられた時を思いますと、
我
(
てまえ
)
もう、ここが
式部小路
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
てまえ(我)の例文をもっと
(1作品)
見る
“てまえ”の意味
《名詞》
てまえ【手 前、点 前】
自分に近い側。類義語:こちら。
目的の場所よりも少し前。類義語:寸前。
一人称の一つ。茶の湯他、一般にも用いる、ややへりくだった表現。類義語:自分、わたくし。
二人称の一つ。目下の人に対して使う高圧的な表現。類義語:てめえ(転訛)、おまえ、貴様。
腕前、技量。特に茶の湯におけるもの。茶をたてる意味のときは「点前」と書くことが多い。類義語:手並み、建て前。
対外的、社会的な体裁を取り繕わなければならない状況。
(出典:Wiktionary)
検索の候補
わし
てまへ
てまい
おれ
われ
わたくし
おの
ひと
まえ
おら