“私:てまえ” の例文
“私:てまえ”を含む作品の著者(上位)作品数
泉鏡花6
三遊亭円朝1
“私:てまえ”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸1.6%
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.3%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
「一挺お貸し下さいまし、……と申しますのが、御神前に備えるではございません。てまえ、頂いて帰りたいのでございます。」
菎蒻本 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「で、その初会の晩なぞは、見得に技師だって言いました。が、てまえはその頃、小石川へ勤めました鉄砲組でございますが、」
菎蒻本 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
もっともてまえもまた、床屋の職人というのが、直ぐに気になったから、床屋の職人? 知己ちかづきか、といって尋ねたんで。
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
それっきり見返りもしなかったが、オヒャ、ヒュウイ、ヒヒャ、ユウリというのが、いつまでもてまえ、耳の底に残るんで。
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「それは、もし、万ヶ一ほんとうに仰有おっしゃって遣わされたにしました処で、てまえは始めからその気では聞きませなんだよ。」
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
お不動様の御像おすがたの前へ、かんかん燈明を点じまして、そのは一晩、てまえが附添ったほどでござります。
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
てまえ、取って六十七歳、ええ、この年故に、この年なれば御免をこうむる。が、それにしても汗が出ます。」
白金之絵図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
てまえは、急いで、竹の橋までくだりますで、汽車でぐるりと一廻り、直ぐに石動から御堂へ戻ると、貴辺あなたはまだ上りがある。
星女郎 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「え、え、釈迦八相——師匠の家にございまして、てまえよく見まして存じております。いや、どうも。……」
夫人利生記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「滅相な、何の貴女。お忘れ下さるのが功徳でござりますよ、はい、でもてまえはざっとお見覚え申しております、たしか……滝の家さんのお妹御……」
日本橋 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
——はい、店口にござります、その紫の袈裟けさを召したのはてまえが刻みました。祖師のおすがたでござりますが、喜撰法師のように見えます処が、わざの至りませぬ、不束ふつつかゆえで。
夫人利生記 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「はあ、お呼びなされたはてまえの事で。」
白金之絵図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
昨年の十月頃から再度参り、お前の処の娘をわきで欲しがる番頭とか旦那とか有るから世話を致そうと申しますが、てまえ取合いませんでした、すると昨年の暮廿九日に又てまえ方へ参りまして、三十金並べまして、お前さんはお堅いけれ共三十金は容易たやすい金じゃアない
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)