“私怨”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しえん94.4%
しゑん5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「いや、いや、私怨しえんではありません。大きな公憤です。義憤です。万民の呪いと共に憂国の怒りをもって、彼を憎み止まぬ一人です」
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
やつらは私怨しえんでわたしに復讐しようとしてるんです。それはやつらが馬鹿だものだから、ちゃんと自分で白状してますよ……さあ、ちょっとごめんなさい!
卑屬ひぞく親の敵——例へば子の敵、弟の敵などを討つのは、武士としてはこと/″\く耻ぢたもので、どの藩もそんなものには決して助力も、便宜も與へないばかりでなく、それは私怨しゑんとして取扱はれ