“私刑”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
リンチ61.5%
しけい30.8%
ノメシ7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
催涙ピストル位い持出したところで、瞬く間に警察でも監獄でも焼打ちして、眼ざす人間を私刑リンチせずには止まないだろう。
双面獣 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
巡査じゅんさ保護ほごしてくれなかったら、かれらはひどい大罪人だいざいにんでもあるように、わたしたちを私刑しけいに行なったかもしれなかった。
つまり彼等仲間の所謂「私刑ノメシ」に処せられた訳だ。その紋付袴の男が誰だったか、今だに調べてもいないが、むろん調べる迄もない。
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)