“しけい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
死刑50.0%
私刑15.4%
之兮7.7%
子敬7.7%
大辟3.8%
子慶3.8%
巵兮3.8%
市警3.8%
紙型3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
まさか死刑しけいにはなりますまいが終身懲役だってそんないいもんじゃありませんよ。どうです。今のうち懺悔ざんげしてやめてしまっては。
ビジテリアン大祭 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
こう連中がいきまいて、袋だたきの私刑しけいを宣言すると、又八は、刀のつかで身を護るように立って
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
を奪ひ行く夜半よわの暗きに 之兮しけい
俳諧大要 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
魯粛ろしゅく——字を子敬しけいというものですが」
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
それゆえに大辟しけいは上刑である。次に必要なものは生殖器である。それゆえに宮刑さおきり幽閉へいもんは、これもまた人を十分威嚇するに足る罰である。
頭髪の故事 (新字新仮名) / 魯迅(著)
法正ほうせいあざな孝直こうちょく。もう一名は孟達もうたつ、字を子慶しけいといいます。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
信階は冢子ちようし蘭軒のために早く良師を求めた。蘭軒が幼時の師を榊原巵兮しけいと云つた。蘭軒の「訳女戒跋」に、「翁氏榊原、姓藤原、名忠寛、字子宥、為東都書院郎、致仕号巵兮云」
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
島本医師しまもといし意見いけんでも、またあとできた市警しけい医師いし意見いけんでもんだのは前日ぜんじつ夕方ゆうがたからかけて九時頃じごろまでのあいだらしい。大輪たいりんはなをつけたぼたんのはちが、金魚鉢きんぎょばちにほどちか庭石にわいしうえにのせてあつた。
金魚は死んでいた (新字新仮名) / 大下宇陀児(著)
やむを得ず紙型しけい象眼ぞうがんをして、その頁だけ刷り直したのであった。
中世の文学伝統 (新字新仮名) / 風巻景次郎(著)