“孟達”の読み方と例文
読み方割合
もうたつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ご記憶でございましょう。むかし関羽将軍が荊州で敗れたとき、その禍因をなしたあの孟達もうたつを。——蜀にそむいて魏へ降った孟達ですが」
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「関羽を敵に討たせたのは、味方の劉封りゅうほう孟達もうたつの二人でした。呉に仇を報う前に、彼らのご処分を正さなければ、復讐戦の意義が薄れましょう」
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
なお、上庸じょうよう孟達もうたつが、漢中へ進攻してくる形勢ですが、彼は元来蜀の一将であり、詩書には明るく、義においては、お味方の李厳りげんとすこぶる心交のあった人物です。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)