“孟宗藪”の読み方と例文
読み方割合
もうそうやぶ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
で、どうしたものか? ……と孟宗藪もうそうやぶの立ち思案に、思わず時を過ごしている所へ、天来の人影は秀鶴頭巾しゅうかくずきんであったのです。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
かやぶき家根の門を這入ると、右手は梅林、左手が孟宗藪もうそうやぶ。折から秋のことで庭は紅葉し、落葉が飛石などをうずめている。
たけのこの出さかりで、孟宗藪もうそうやぶを有つ家は、朝々早起きがたのしみだ。肥料もかゝるが、一反八十円から百円にもなるので、雑木山は追々おいおい孟宗藪に化けて行く。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)