“リンチ”の漢字の書き方と例文
ひらがな:りんち
語句割合
私刑100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
度重なって尚いう事を聞かない男には雇男の腕節の強いのに言い付けて私刑リンチを加えさした。不良と思う村娘の結婚には、旧家と村長の威光を以て意地悪く成婚を妨げた。
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
末吉は説明書きの中に見える「私刑リンチ」という言葉に気をとられた。末吉の念頭にそのときの若者の殺気立った目つきとそれに乗じていった自分の心の動きが思い起された。
日日の麺麭 (新字新仮名) / 小山清(著)
それが犬芝居であらうが、懸賞決闘であらうが、黒奴の私刑リンチであらうが、結婚披露であらうがかまはない。精神顛倒が恐しければ恐しい程、群衆の歓喜と称讚とが激烈になるのである。
少数と多数 (新字旧仮名) / エマ・ゴールドマン(著)