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『日日の麺麭』
ふりがな文庫
『
日日の麺麭
(
ひびのパン
)
』
末吉は屋台のおでん屋である。ことし四十五になる。大柄で躯つきもがっしりしている。生れつき丈夫な方で、これまであまり病気などしたことはない。しんが丈夫なのであろう。それほど労働で鍛えたという躯でもないが、屋台車をひく分にはさわりはなかった。そ …
著者
小山清
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「新女苑 第二十巻第四号」実業之日本社、1956(昭和31)年4月1日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約11分(500文字/分)
朗読目安時間
約17分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
反
(
そり
)
甘
(
あまん
)
過
(
すご
)
儲
(
もうけ
)
四囲
(
まわり
)
鈍
(
のろ
)
擲
(
なぐ
)
鈴
(
りん
)
二腕
(
にのうで
)
亡骸
(
なきがら
)
年下
(
としした
)
悪阻
(
つわり
)
疣
(
いぼ
)
私刑
(
リンチ
)
種
(
たね
)
貢
(
みつ
)