“私方”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
わたくしかた85.7%
わたくしがた14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「御三男様御作吐舌したをはき申候。被仰候事を被仰下、辞気藹然じきあいぜん感じ申候。私方わたくしかたくわん三も十五になり候。詩少しつくらせ候へ共きこえ不申候。」
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
茂「幸兵衛は坂本二丁目の経師屋きょうじや桃山甘六もゝやまかんろくの弟子で、其の家が代替りになりました時、いとまを取って、それから私方わたくしかたに居りました」
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
進めされば秀盛先生はこの近邊きんぺんにも御弟子これ有よしにて時々御指南に御出おいでなされて滯留たうりうせつ毎度まいど私方わたくしがたにて御宿おやどを申上夫ゆゑ大先生の御咄おはなしに貴方樣の御噂おうはさ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)