“てまい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
手前66.7%
26.7%
6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ハハハ、じたばたするない。手前てまいわしでもまだ羽の生えそろはない子供だ。そんな大それた真似まねをするのは、早いぞ!」
ラマ塔の秘密 (新字旧仮名) / 宮原晃一郎(著)
小「これへ参って見ろ、己も眼が悪いから斬られようが、其の代りてまいも殺し、差違って死ぬからう思え」
てまいがその顔の色と、おびえた様子とてはなかったそうでございましてな。……お社前の火事見物が、一雪崩ひとなだれになってりました。
眉かくしの霊 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
それが危なかしく、水で揺れるように月影に見えました時、ジイと、てまいの持ちました提灯ちょうちん蝋燭ろうそくが煮えまして、ぼんやりを引きます。
眉かくしの霊 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)