“てめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
50.0%
手前50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
舁「何を云うんだ、おらッちは銭金ぜにかねを貰おうと云うんじゃアねえ、てめッちが担ぐというから担げというのだ」
てめのような、青侍に、カスを喰って泣き寝入りをするような闘鶏師とりしたあ、闘鶏師がちがう」
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
舁「てめえは幇間か何んだかおらッちは知らねえ、どうせ舁夫かごやだから洒落なんざア知るもんか、おらッち二人を乗っけて担げよ、サア担がれよう、ヤイ担げ/\」
自惚れ鏡が見たかったら、さっさと手前てめえの家へ帰るが好いぞ。畜生、まごまごしてやがると、俺らがひとりで引っ担いで音をあげさせてやるぞ。
鬼涙村 (新字新仮名) / 牧野信一(著)
手前てめえ、何んだ。あまり威張ったことを云わねえ方がええんだで。漁に出たとき、俺達四、五人でお前えを
蟹工船 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)