手前てめ)” の例文
自惚れ鏡が見たかったら、さっさと手前てめえの家へ帰るが好いぞ。畜生、まごまごしてやがると、俺らがひとりで引っ担いで音をあげさせてやるぞ。
鬼涙村 (新字新仮名) / 牧野信一(著)
手前てめえ、何んだ。あまり威張ったことを云わねえ方がええんだで。漁に出たとき、俺達四、五人でお前えを
蟹工船 (新字新仮名) / 小林多喜二(著)