“手前等”のいろいろな読み方と例文

読み方	割合
てまへら	33.3%
てめいら	33.3%
てめえら	33.3%

てまへら

... 手前等（てまへら）より役儀（やくぎ）申付（まをしつ）け候（さふらふ）こと、お易（やす）き御用（ごよう）に候（さふらふ）、先（ま）づ何（なに）はしかれ其（その）杢（もく）とやらむ御呼寄（およびよ）せあひなるべし」「早速（さつそく）の御承引（ごしよういん）難有候（ありがたくさふらふ）」と其日（そのひ）は館（やかた）に歸（かへ）らせ給（たま）ふ。

十万石 (旧字旧仮名) ／ 泉鏡花、泉鏡太郎(著)

てめいら

『ものなど云わすこたあない。卑怯者の家来め、殿中で、不意討ちするとは何じゃッ、意趣があるなら、なぜ他（ほか）の場所で、男らしゅう喧嘩せぬ。作法知らずは、犬にも劣るわ、犬じゃ、畜生じゃ、手前等（てめいら）の主人は』

新編忠臣蔵 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)

てめえら

何（なん）でえ篦棒（べらぼう）め、己が柔和（おとな）しくして居るのだから文句なしに出すが当然（あたりめえ）だ、手前等（てめえら）が此の村に居ると村が穢（けが）れらア、手前等を此処（こけ）え置くもんか篦棒め

真景累ヶ淵 (新字新仮名) ／ 三遊亭円朝(著)

手	常用漢字 小１ 部首:⼿ 4画
前	常用漢字 小２ 部首:⼑ 9画
等	常用漢字 小３ 部首:⽵ 12画