“手前達”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
てめえたち45.5%
てまへたち18.2%
てまいたち9.1%
てまえたち9.1%
てめいツたち9.1%
てめえッち9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「おれは来年の春三年生が済めば直ぐに東京の明治学園へ行くんだ。六階のミッション・スクールだぞ。手前達てめえたちは高等を卒業して土百姓になれ」
凡人伝 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
用ゆべし越前には少身の由萬端行屆まじお手前達てまへたちに於て宜く心付致さるべしとの御意ぎよいなれば越前守は願の通り再吟味の台命たいめい
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
何者とはなんだ、悪い奴らだ、繊弱かよわい女を連れて来て、手前達てまいたちが何か慰もうと云うのか、ひい/\泣く者を
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
うぬ記憶おぼえとけ、深川のよし兄いてで鳴らしたもんだい、手前達てめいツたちの樣な、女たらしに、一文たりとも貰ふ覺えはないぞ、ヘツ、どうだい、そのつらは、いやにキヨロツキやがつて
二十三夜 (旧字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)
生意気な講釈をするない、手前達てめえッちの知ったこッちゃあねえや、見殺しにされるもんか。しかし、おい、おいらも、まさかこれほどとは思わなかったが、随分手に余る上に、ものは食わずよ。
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)