“台命”の読み方と例文
読み方割合
たいめい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この年昇進して鎌倉光明寺こうみょうじに移るべき台命たいめいを受け、江戸に来って三日の後俄に病んで寂したという。大槻磐渓がその『詩鈔』の自叙に
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
用ゆべし越前には少身の由萬端行屆まじお手前達てまへたちに於て宜く心付致さるべしとの御意ぎよいなれば越前守は願の通り再吟味の台命たいめい
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
台命たいめいを論議する言であるというので、家光の不興は甚しい。一言も下さずに奥へ立った後を、夜半に及ぶまで宗矩は端然と黙坐したまま退かない。
島原の乱 (新字新仮名) / 菊池寛(著)