“台盤所”の読み方と例文
読み方割合
だいばんどころ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「しかし実方の朝臣などは、御隠れになったのちでさえ、都恋しさの一念から、台盤所だいばんどころすずめになったと、云い伝えてるではありませんか?」
俊寛 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
姫君のほうの南側の座敷の御簾みすの中へ来ることを許したのであるが台盤所だいばんどころの女房たちの集まっているほうへはいることは許してないのである。
源氏物語:25 蛍 (新字新仮名) / 紫式部(著)
「叔父の嫁娶よめとりなら、おまえ達には、叔母迎えじゃないか。それが、宴にも招かれず、台盤所だいばんどころの手つだいか」
平の将門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)