“台石”の読み方と例文
旧字:臺石
読み方割合
だいいし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鳥居の台石だいいしからころげ落ちたのかとおもって、そこらをきょろきょろ見まわしましたが、それらしいもののかげもかたちも見えません。
たにしの出世 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
墓は大きい台石だいいしの上に高さ五尺ほどの楕円形の石をえてあって、石の表には慈望遊謙墓じもうゆうけんはか、右に寛延○年と彫ってあるが、磨滅しているので何年かく読めない。
磯部の若葉 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
母が一疋いっぴき取て台石だいいしの上に置くと私はコツリと打潰うちつぶすと云う役目で、五十も百もずその時に取れるけ取て仕舞しまい、ソレカラ母も私も着物を払うてぬかで手を洗うて
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)