“銭金”のいろいろな読み方と例文
旧字:錢金
読み方割合
ぜにかね96.2%
ぜにがね3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「御当家の御親類のお娘子むすめごをお連れ申しただけのことで、それを強請ゆすりかなんぞのように銭金ぜにかねで追っ払いなぞは恐れ入ります」
長「何だか知りませんが、ひとの仕事を疑ぐるというのが全体ぜんてえ気にくわないから持って帰るんです、銭金ぜにかねに目をれて仕事をする職人じゃアございません」
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
元の渡世へ戻りさえすれば、うぬに銭金ぜにがねびた一文なくても、食う寝るには困らねえ。
沓掛時次郎 三幕十場 (新字新仮名) / 長谷川伸(著)