“銭儲”のいろいろな読み方と例文
旧字:錢儲
読み方割合
ぜにもう71.4%
かねまうけ14.3%
ぜにもうけ14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「オイ新さん、そう銭儲ぜにもうけの話ばかりしていねえで、ちょっとおりよ。」と小野は向う側から高調子で声かけた。
新世帯 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
かたじけない。然し、私は天引三割の三月縛みつきしばりと云ふ躍利をどりを貸して、あらかせぎを為てゐるのだから、何も人に恩などを被せて、それを種に銭儲かねまうけを為るやうな、廻りくどい事を為る必要は、まあ無いのだ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
元来チベット人は非常に銭儲ぜにもうけけを好むたちですから、私の顔を見てチベットの役人にこうこういう者であると告げれば銭儲けになるという考えであばく者があるかも知れぬ。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)