拙者てまえ)” の例文
武士「何うだえ拙者宅てまえたくへ是を御縁としてな、拙者てまえ柳田典藏やなぎだてんぞうと申す武骨者だが、何うやらうやら村方の子供を相手にして暮して居ります」
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
拙者てまえも当地へ来て何うやら斯うやらうやって、うちを持って、いさゝか田畑を持つ様になって村方でも何うかり着いて呉れと云うのだが、永住致すにはさいがなけりア成らぬが
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)