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一昨日
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おととひ
ふりがな文庫
“
一昨日
(
おととひ
)” の例文
「私の決心は
一昨日
(
おととひ
)
とは変つて居りません。それよりかも一歩進めて考へました。私は貴方と別れます。今日限り別れます。」
計画
(新字旧仮名)
/
平出修
(著)
いよいよ離縁するとでも言はれて来たのかと落ついて問ふに、
良人
(
おつと
)
は
一昨日
(
おととひ
)
より家へとては帰られませぬ、五日六日と家を明けるは
平常
(
つね
)
の事
十三夜
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
俥
(
くるま
)
は
踏切
(
ふみきり
)
を、
其
(
そ
)
の
蛙
(
かはづ
)
の
声
(
こゑ
)
の
上
(
うへ
)
を
越
(
こ
)
した。
一昨日
(
おととひ
)
の
夜
(
よ
)
を
通
(
とほ
)
した
雨
(
あめ
)
のなごりも、
薄
(
うす
)
い
皮
(
かは
)
一
枚
(
まい
)
張
(
は
)
つたやうに
道
(
みち
)
が
乾
(
かは
)
いた。
続銀鼎
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
おときの所では
一昨日
(
おととひ
)
上簇が済んで、今
漸
(
や
)
っとうろつき拾ひが片付いたところだと云って直ぐに来て呉れた。
夏蚕時
(新字旧仮名)
/
金田千鶴
(著)
『越後米を積んで、雲海丸の
入港
(
はひ
)
つたのは、
昨日
(
きのふ
)
だつたか
一昨日
(
おととひ
)
だつたか、野村君?』と竹山が云つた。
病院の窓
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
▼ もっと見る
己れはそんな物は貰ひたく無い、お前その好い運といふはつまらぬ処へ行かうといふのでは無いか、
一昨日
(
おととひ
)
自家
(
うち
)
の半次さんがさういつてゐたに
わかれ道
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
師走の月は世間
一躰
(
いつたい
)
物せわしき中を、こと更に選らみて
綾羅
(
きら
)
をかざり、
一昨日
(
おととひ
)
出そろひしと聞く
某
(
それ
)
の芝居、狂言も折から面白き
新物
(
しんもの
)
の、これを見のがしてはと娘共の騒ぐに、見物は十五日
大つごもり
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
“一昨日”の意味
《名詞》
一昨日(おととい、おとつい、いっさくじつ、いっさくにち)
今日より二日前であり、一昨昨日の次の日。
(出典:Wiktionary)
“一昨日”の解説
一昨日(いっさくじつ、おととい、おとつい、en: day before yesterday)とは、昨日の前の日、すなわち今日より2日前の日である。
(出典:Wikipedia)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
昨
常用漢字
小4
部首:⽇
9画
日
常用漢字
小1
部首:⽇
4画
“一昨”で始まる語句
一昨年
一昨々日
一昨夜
一昨々年
一昨昨日
一昨
一昨晩
一昨昨夜