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小舷
ふりがな文庫
“小舷”の読み方と例文
読み方
割合
こべり
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
こべり
(逆引き)
その間をば一同を載せた舟が
小舷
(
こべり
)
に
漣
(
さざなみ
)
を立てつつ
通抜
(
とおりぬ
)
けて行く時、中にはあわてふためいて障子の
隙間
(
すきま
)
をば
閉切
(
しめき
)
るものさえあった。
散柳窓夕栄
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
広い河ではあるが、船の行き馴れている路はいつも決まっているので、両方の船は
小舷
(
こべり
)
が摺れ合うほどに近寄って通る。
半七捕物帳:33 旅絵師
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
幸
(
さいは
)
ひに
一人
(
ひとり
)
も怪我はしなかつたけれど、借りたボオトの
小舷
(
こべり
)
をば散々に
破
(
こは
)
してしまつた上に
櫂
(
かい
)
を一本折つてしまつた。
水 附渡船
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
小舷(こべり)の例文をもっと
(5作品)
見る
小
常用漢字
小1
部首:⼩
3画
舷
常用漢字
中学
部首:⾈
11画
“小”で始まる語句
小
小児
小径
小鳥
小僧
小言
小路
小遣
小刀
小父
“小舷”のふりがなが多い著者
永井荷風
岡本綺堂