“灌莽”の読み方と例文
読み方割合
かんもう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
露伴先生の紀行によると、明治三十年頃、境川の両岸には樹木が欝蒼として繁茂していた事が思い知られるのであるが、今日そのあたりには埋立地に雑草のはびこるほか一叢ひとむら灌莽かんもうもない。
放水路 (新字新仮名) / 永井荷風(著)